お知らせ
2016.12.01
平素は、弊社サービスをご愛顧いただき誠にありがとうございます。
独立行政法人情報通信研究機構より以下の通り、「うるう秒」の挿入が発表されております
「うるう秒」挿入のお知らせ (独立行政法人 情報通信研究機構)
https://www.nict.go.jp/press/2016/07/08-1.html
平成29年(2017年)1月1日(日)に、午前8時59分59秒と午前9時00分00秒の間に
「8時59分60秒」を挿入する調整が行われます。
2015年7月にうるう秒挿入が行われた際に利用中のアプリケーションによっては、
CPUが高負荷状態となり、強制的な再起動や、正常にシステムが稼働しなくなる等の
現象が発生する場合があることが確認されております。
今回のうるう秒挿入でも同様の現象が発生する可能性がございますので、
ご利用中のプランが以下の場合は、うるう秒挿入のご対応を行っていただけますよう
お願い申し上げます。
WADAX専用サーバーセルフプラン(root権限をお持ちの場合)ご利用のお客様
※WADAX専用サーバーフルマネージドプラン、
WADAX共用サーバーのお客さまは影響ございません。
一部プログラムにより不具合が発生し、CPUが高負荷になる可能性がございます。
システムによりいくつかの対応方法がございますので、
お客様にてご確認の上、ご検討頂けましたらと存じます。
<参考対応例>
・Red Hat Enterprise Linux でうるう秒問題を解決する
https://access.redhat.com/ja/node/106233
・tzdataをご利用の場合
最新のバージョンへアップデートを行ってください。
最新のパッケージ更新後に/etc/localtimeを変更
# cp -p /usr/share/zoneinfo/right/Asia/Tokyo /etc/localtime
cp: `/etc/localtime' を上書きしますか? yes
・ntpdをご利用の場合
NTPをOSの最新バージョンに上げてSTEPモードから、
SLEWモードへ設定変更をお願いします。
[ntpdサービスをSTEPモードでご利用の場合]
ntpdをアップデートします。
# yum update ntp
SLEWモードへ変更をお願いします。
ntpdサービスの確認
# ps aux | grep ntpd | grep -v grep
ntpサービスが-xつきで起動していない場合、STEPモードでの起動になります。
ntpdサービスをSLEWモードへ変更する方法は以下となります。
●CentOS/RHEL 5系および6系の場合
OPTIONS="-u ntp:ntp -p /var/run/ntpd.pid -g -x "
●CentOS/RHEL7の場合
OPTIONS="-g -x"
※-xオプションを追加することでSLEWモードとなります。
変更後はntpの再起動が必要です
# service ntpd restart
カーネルのアップデートについては、ドライバとの組み合わせにより、
サーバーの起動不具合となる恐れがありますため、カーネルのアップデートは
お控えいただけますようお願いします。
なお、ご対応いただいておらず、CPUの高負荷状態が発生してしまった場合には、
サーバーの再起動を行っていただけますようお願いいたします。